ガイ・フォークス・ナイト Guy Fawkes Night

毎年11月5日はガイ・フォークス・ナイト Guy Fawkes Nightと呼ばれているちょっとしたイベントの日です。

まず、ガイ・フォークス Guy Fawkesというのは実在した人物の名前です。

1605年、実行直前に逮捕され未遂に終わったのですが、当時のイギリス国王ジェームズ1世が上院の開院式に出席したところを爆殺する計画、日本では「火薬陰謀事件」と呼ばれる事件に端を発します。()

当時を時代背景を物語るよような宗教色濃いキリスト教対立からの事件なのですが、その詳細に興味がある方はウィキペディアの【ガイ・フォークス】または【火薬陰謀事件】をご覧ください。

ガイ・フォークスというのはその爆破計画の点火係だった人物です。未遂に終わったこの事件の犯行グループは結局全員逮捕、全員極刑が言い渡されました。もちろん今の処刑とは比べものにならない残忍な方法で・・・です。

さてその後、イギリスではこの火薬陰謀事件未遂の日は特別な日となり、1606年1月以降1859年に廃止されるまで、2世紀半に渡って11月5日は「命を救い給うたことを神に感謝する日」として法定の祝日となったくらいです。

また、ガイと呼ばれるガイ・フォークスを象徴する人形を市中引き回した後に篝火で焼く行事が各地で行われていました。現在ではその風習はほとんど廃れ、僅かに一部の地域で行なわれているだけだそうで、主に篝火と打ち上げ花火を楽しむ行事となっています。

イギリスからの伝統や風習を多く受け継いでいるニュージーランドでも、11月5日は花火を楽しむことができる日となっています。とはいえ、ニュージーランドでは祝うという意味合いはほとんどなく、夏の始まりを楽しむ日という位置づけだと政府サイトでも明言しています。

大元のイギリスはわかりませんが、ニュージーランドでは日本と違って花火の購入にはとても厳しいルールがあります。この11月2日からガイ・フォークス・ナイトの11月5日の間しか花火を売っていません!

その上、18歳以上の人しか買えません!アルコールと同じく身分証明書の提示を求められます。

その購入にも驚きの経験をしたことがあります。

主人が花火を買いに行った時のことです。入り口入ってすぐのところに花火コーナーがあり、そこから1箱取りました。他にも買うものがあったので花火の箱を持ったまま行こうとしたら、警備の人に花火を持ったままで行かないでくれて言われたそうです。

花火コーナーには特にそう言った注意書きはなかったそうですが、花火を買いたい人は買い物の最後に花火を手にし、花火を手にしたらレジに直行してくれということだったそうです。これにはニュージーランド人の主人も首をかしげていました。

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子供たちが小さい頃は、まずは手に持つ花火でウォーミングアップ!?といっても、日本のようにいろいろな種類の手に持つタイプの花火はあまりありません。

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そして、こんな感じの打ち上げ花火で楽しみます!

大きな都市?町?では「た~ま~や~」感覚の花火大会が行なわれるところもあります。でも、日本人は「やっぱり花火は日本の方がすごいし、おもしろいよね。」と皆口を揃えて言います。笑

ちなみに、私の周りのニュージーランドの人にガイ・フォークス・ナイトの由来を聞いても、きちんと答えられる人はあまりいませんでした・・・主人も「なんで、罪人を祝うのかな~」と言ってました。

いえいえ、罪人を祝っているわけではなくて、所謂今でいうテロ事件を未遂に止めたことを祝っているんだよ・・・と教えてあげました。笑

余談ですが、子供が生まれる前、たまたま偶然11月5日にスカイタワー上にある、回るレストランに行ったことがあります。ガイ・フォークス・ナイトのことは全く忘れていました。オークランド中でパンパン上がってる(音は聞こえませんが・・・)花火を見ながらの食事は楽しかったです。機会があれば、ぜひお勧めします!

ちなみに、ガイ・フォークス・ナイト以外の日に花火をやってはいけないというルールはありませんが、多くの地方では公園や海岸など公の場では花火をしてはいけない等のルールがあったりしますのでご注意ください。

また、ガイ・フォークス・ナイト以外の日に近所で花火が上がると思っている人はあまりいないので(やる人もいない?)、何かの理由で花火をする時は近所の人に事前に伝えましょう、と政府サイトでも呼びかけています。

とはいえ、新年を迎えた0時に町や大きな団体などが大きな花火を打ち上げるところは多いです。

fireworks

11月、まだまだ夜は寒い季節です。暖かい服装でニュージーランド流花火を楽しんでみてください。

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